manvaのエンジニアリング魂

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マウス内蔵キーボードの作り方3(筐体Ver.3)

修正した筐体Ver.3が完成。

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ファブラボ太宰府のAFINIA H800と 購入したQIDI X-Makerの2機種の3Dプリンタで似たようなものを作ったので比較できる。

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上がAFINIA,下がX-Makerの出力結果。

X-Makerは

  • 丸い穴
  • 浮いている部分の下面

が苦手らしい。

AFINIAではうまくできているが、X-Makerでは崩れている。X-Makerの方は,インフィル(ソリッド部分のスカスカ具合)をデフォルト15%のところを50%に上げておいたが,きれいにできない。出力にかかる時間も,前の記事に書いたようにAFINIAは0.3mmピッチで5時間程度でできるものがX-Makerだと10時間程度と倍近くかかる。見た感じの印象ではヘッドの動きは大差ないので,おそらくスライサーソフトの性能の差と思われる。AFINIAは,5年ほど前の機種ではあるが,やはり数10万円クラスの機種だけあって性能はX-Makerより優れていると言える。

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まあ柱を付けたかっただけなので,今回の用途では問題なく使えるレベルだ。

キースイッチとキーキャップをはめてみるとこんな感じ。

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プリンタにセットで付いてきたPLAがビビッドなオレンジ色なのでファンキーな感じになっている。とりあえず面倒なのでそのまま進めるが,黒で塗装するのが正解だろうな。

キースイッチはKailhのシルバー( Kailh Speed スイッチ(10個) | 遊舎工房 )を選択。

カニカルスイッチにそれ程思い入れは無いのだが、自作するとなると普通メカニカルになる。

カニカルのキーキャップは結構高い物が多いが、探したら安いのがあった(¥1998)。デザインもタイプライタ風で洒落ていて、文字部はLEDライトが透過するようになっている。

ビニル袋にガサッと入れた状態で送られてきたのでとりあえず並べてみた。

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F6キーが入っていなかったが、たぶん手作業で一個ずつ入れているんだろう。この値段で足りないのが1個で済んでることを褒めたいくらいだ。元々40%キーボード風にする予定だったのでファンクションキーはいらないからノークレームとしよう。

 

底面部品も作った。

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ここにアレを固定する。

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ダイソーでワイヤレスのアレが¥300で買える。部品から作ることも考えたが、どう考えても丸ごと買って使った方が安いし、入手もしやすい。

上の方に付いている基板は、ProMicroというマイコンを載せて自作キーボードを作りやすくするためのもので,通称「ProMicroのおうち」。電気まわりの話は後日アップしよう。

底面を筐体に取り付けたらこんな感じ。無事に組み上がりそう。

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こう使う。

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キーキャップの問題だと思うが、押した時に手前のキーに指が触れてしまい、ミスタッチ感がある。

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そんなこともあり、打ちやすさという点では,まだ満足の出来ではないが,とりあえずこれで一旦完成させてみることにする。