manvaのエンジニアリング魂

エンジニアリング・ものづくり・DIYをもっと身近にするためのブログ。インスピレーションを刺激します。

マウス内蔵キーボードの作り方(Ver.0.4) 3Dプリンタでキーキャップは作れるのか?

Kailhロープロファイルスイッチ用のキーキャップを3Dプリンタで作ってみた。頑張って一般的な台形で窪みのあるやつを作ってもよいが,機能的にもデザイン的にもフラットで良くない?とすれば簡単にできる。

f:id:manva:20200511174257j:image

Kailhロープロファイルスイッチは、1.2 x 3.0mmの穴2つだが、そのままの寸法でプリントしたら入らなかった。プリンタのノズルが0.4mmなので、厚み方向の精度が足りないようだ。厚さを1.0mmにしたら、ちょっと緩かったり入らなかったり、という感じだが、なんとかなりそうだ。爪が折れないかが心配だったが,まあ挿すとき固いのを無理に挿したら1回折れたが無理しなければ大丈夫。

  結論:3Dプリンタでキーキャップは作れる

文字を入れたVer.も作ってみた。悪くはないが、表面の模様が汚くなるので、やはり無い方が良さそう。

f:id:manva:20200511174233j:image

すり鉢状の配置のため、一部のキーは正方形ではなく、専用設計になる。

完成したキーを嵌めてみた。

f:id:manva:20200517110800j:image

打ってみたら、違和感が残る。キーの位置は、事前に3Dプリントして納得したつもりだったが、やはり実際のキーを嵌めてみると、ストローク分3mm押込んだ場合が確認できていなかったこともあり、イマイチ使いづらい。特に小指が届かない。

 

キーピッチは19mmくらいが良いと言われるが、小指の場合でもそうだろうか。人差し指の長さ約90mmに対し、小指約80mmという比で計算すれば、小指にとっては17mmピッチがベストなのではないか。

キーキャップも自作するので、1つ1つのキーが同じ形状、同じ寸法である必要がない。ということで、小指用には17mmピッチをベースに専用のキーを作ることにした。

その理屈でいくと親指も短いのでピッチを詰めたほうが良さそうだ。

それに合わせて,筐体も作り直しになる。ゴールが遠いな。

 

スイッチは、最初白軸で試したが、少しカチカチうるさいので、赤軸に変更。今度は静か過ぎて寂しい気もするが、これでいこう。小指は少し重い感じ。Red proに変えよう。

yushakobo.jp