manvaのエンジニアリング魂

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マウス内蔵キーボードの作り方2(3Dプリンタ購入)

何度も試作するために毎回ファブラボ太宰府まで行くのは大変なので、別の方法を検討。

北九州イノベーションギャラリー↓の機材講習を受けてみた。

www.kigs.jp

が、3Dプリンタは3時間までしか使えず、その時間内に終了して電源を切って帰らなければいけない。機械を動かしたまま帰って後日受け取りというのはできないそうだ。予約できるのも多くて月に2回まで。これでは作れない。

機材講習の際に紹介があり、北九州高専にもfablabがあるというのを知った。

高専ファブラボ北九州(KOSEN Fablab Kitakyushu)www.kosen-fablab.com

しかし、HPの写真を見ると、3Dプリンタは⬇︎の機種らしい。

MOMENT S | 3DPRINTER SHOP id.arts3dprinter.idarts.co.jp

これだと惜しいことに造形サイズがあと1cmほど足りない。

 

3Dプリンタってまだ発展途上で、自分で買うと、その後でどんどんもっといいのが安い値段で出てきそうなので、しばらくはfablabとかで使わせてもらった方がいいかなと思って買わなかったのだが、やはりもう買おうと思って調べていたら、ちょうど発売したばかりの最新機種で、造形サイズがピッタリのものを発見。「これを買え」という神の声が仏教徒の俺にも聞こえた気がしたほどだ。

www.solidyard.jp

3Dプリンタはやはり箱型の方が温度が保たれるし、音も静かになる。テーブルにはヒータ付きで温度が制御されるので、収縮がなく失敗しにくい。テーブルのマットはマグネットで取り外せるので、剥がすとき楽。メーカの評判も良い。数年前には高級機種にしかなかった機能を備えつつAmazonで¥44,999という激安価格(で買えたのだが、今は品切れのようだ。上記サイトでは65,800円。安すぎたことに気が付いたか(2020/12/12時点)¥48,999に落ち着いている)

)。

https://www.amazon.co.jp/QIDI-TECHNOLOGY-Printer-Model-170x150x160mm/dp/B07W1Q449C/ref=pd_sbs_328_t_0/355-9271842-3002321?_encoding=UTF8&pd_rd_i=B07W1Q449C&pd_rd_r=13f02674-9480-4e0d-b7f7-b4ad8f493284&pd_rd_w=GGjZp&pd_rd_wg=lkYnq&pf_rd_p=ca22fd73-0f1e-4b39-9917-c84a20b3f3a8&pf_rd_r=0XSEZYF0DFEWVGS0KKT1&psc=1&refRID=0XSEZYF0DFEWVGS0KKT1

使い方も簡単で、届いた日にすぐサンプルデータを出力してみた。結果がこちら。

f:id:manva:20200110230717j:image

残念な結果に(穴が空いている)。ただ、これは1回目だけ調子が悪かったようで、その後は順調に出力できている。修正した筐体Ver.2を出力してみた。積層ピッチ0.3mmで10時間かかった。

f:id:manva:20200110230824j:image

まあいい出来なんじゃないでしょうか。

サポート材はこんな感じ↓。ファブラボ大宰府のAFINIA H800より、サポート材は剥がしやすかった。

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ただ、よく考えたら親指のスーパーファミコンポジションのキーの後ろのスペースが狭すぎて、基板をはんだ付けできそうにない。他にもいくつか気になる点がある。また作り直しだな。ここが沼ですか。

 

後日、こんなの↓を見つけた。個人で買えるレベルの光造形式はどれもプリントサイズが足りなかったので、熱溶解(FDM方式)のものを選んだが、このサイズなら作れたな。もう少し早く見つけていたら、こちらを待ったかもしれない。

fabcross.jp

光造形式は、スピードも速く精度もよいので、将来はこちらが主流になるかもなと思っていて(ジョセフ・デシモンのプレゼン↓を見た時から)、興味がある。

www.ted.com