パソコンのキーボードがずっと昔から気に入らない。
まずパソコンを使い始めたときには,QWERTY配列っていうのが,何でこんな意味不明な配列になっているんだというのが,たぶんみんな最初に感じるところだろうが,これはまあ慣れたら気にならなくなる。が,慣れてもずっと今だに気に入らない点が2つある。
一つは何でキーの配置が斜めになっているんだっていうこと。どう考えても打ちにくいに決まってるが,元々タイプライターのメカの都合でそうなっただけらしい。そこは電気化したときにまっすぐにしておいて欲しかった。
もう一つは,小指は明らかに他の指より短いのに,ホームポジションがまっすぐ横並びになっているっていうこと。特に一番キライなのが数字の1で,よく使うのに絶対小指が届かない所にある。ホームポジションですでに小指にとっては1個上ぐらいの状態なのにそこから2個上で,しかも斜めになっているせいでなおさら遠くなってる。
っていうことで,気に入らなかったのだが,実はこの2つの問題を解決しているキーボードがすでにある。X-Bowsってやつで,2017年にkickstarterでクラウドファンディングに成功。下記サイトで買えたが,今は品切れ中のようだ。
これは,キーがちゃんと指の方向に真っ直ぐ並んでいて,小指のキーは少し下の方に
ある。
上が従来のキーボード。下がX-Bows。
ようやくキーボードを本来あるべき姿に戻してくれたな,という感じ。これがすごく流行って,他のメーカーも真似をして,こっちの方が主流ぐらいになってくれるといいのだが。
ただ,日本語キーボードがなくて,USキーボードになっちゃうのが日本人にとってはネックではある。まあマニアックな人だと日本人でもUSキーボードの方がいいっていう人もいるが。
もう一つの選択肢として,自作キーボードっていうのが何年か前から流行っている。
どうもこの辺が発端らしい。
ネットに色々情報が出ていて,それを見ていると,右手用と左手用でキーボードを分割するのが主流になってきている感じ。
さらに,キーの数も減らしていて,ファンクションキーの列と数字キーの列をなくしてしまっている人も結構いて,フルのキーボードに比べてキーの数が40%しかないということで40%キーボードと呼ばれている。
そういうのを見てたら思いついたことがある。真似されて先を越されると癪なんで,まだ秘密だが,分割の40%キーボードだったらかなりコンパクトになるんで,右手の方にアレの機能も持たせて,あるボタンを押しながら動かすとアレとして使えるっていうのができるんじゃないかと。そうすれば,アレを使うときもホームポジションから手を離さなくて良くなるんで,すごい快適なんじゃないかと思う。
自作キーボードって,やりだすとキリがないんで「沼」と呼ばれている。俺も沼にハマってみるか。