manvaのエンジニアリング魂

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マウス内蔵キーボードの作り方(ver.0.4) マウスとして完成

前回書いた問題が続々と解決し,まずはマウスとして使えるようになった。

 

基板が来た

もう来ないかと思っていた基板がついに来た。Elecrowに2020/10/5発注で2021/1/6着。3ヵ月もかかったので、来たことが逆に驚きだった。

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5枚発注したが、6枚入っていた。黒い基板がなかなか格好いい。

ただ、ミスがあって,↓のようにエンコーダの背が低すぎて、太い方の軸が基板に当たる。届く前に気づいていたので、修正した物を発注済みだったのだが、先にこちらが届いたので基板をカットして使った。何もない場所だったのでカットしても問題ない。

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後日(1/11)追記

修正版も届いた。2020/12/30発注で2021/1/11到着。2番目に安い送り方(OCS/ANA Express 1765円だった)にしたせいか、今回は早かった。基板の枚数は、最少の5枚にしたのだが、22枚も来た。(もう前ので作ってるので1枚も要らんのだが。)

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インサートナットめちゃ便利

マウスホイールの支持部品を固定するためのインサートナットは↓これを買った。M2, 60個で¥1,056+送料¥330だった。2個で良いんですけど•••まあ今後も使うだろう。

国産 黄銅 ビットインサート フランジ型 M2xD1=3.5xL2=4.0 60ヶ入 HFB-204545国産 黄銅 ビットインサート フランジ型 M2xD1=3.5xL2=4.0 60ヶ入 HFB-204545

インサートナットの直径より少し小さめの穴を開けておいて、はんだごてで押してやるだけでズブズブと入っていく。初めてやったが、簡単に綺麗にできて、気持ち良い。早く使えばよかった。

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分割方法変更

分割の仕方を変え、横が広く開くようにした。メンテナンス性はだいぶ良くなった。

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↓側面部品。

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↓組み立てた状態。まあ前の切り方よりは継ぎ目が目立たなくなったかな。

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Pro Microとマウスセンサ基板を固定する底面部品も完成。

さっそく配線。エンコーダ基板はキースイッチも3個載せているので、その内2つを左右クリックのボタンとして使う。今後、キーボードのキーと兼用するので、キーマトリクスの配線にしてある。それでもピン数はギリギリ。この辺の話も後日記事に書くとしよう。

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右手用のデバイスなので、最終的には、USBケーブルは繋がらず、左手デバイスとの通信用のTRSケーブルのみが繋がる。そのため、USBケーブルで繋ぐ場合、側面の蓋が閉められないのだが、この状態↓でマウスとして使える。

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マウスポインタの操作、左右クリック、ホイールがちゃんと動作して、普通にマウスとして使えることを確認できた。Arduino IDEを使うと、Mouse.move()、Mouse.press()、Mouse.release()という関数が用意されているので、簡単にできる。

Mouse - Arduino Reference

ノギスで測った寸法がずれていたようで、ホイールが少し筐体に当たってしまい、摩擦がある。これは後日直そう。

 

後は、とりあえずキースイッチを空中配線して完成させる予定。左手用も作って、通信やレイヤ切り替えのソフト実装もあるので、キーボウス(マウス内蔵キーボード)としての完成までは、もうちょっとかかりそうだな。